作詞:外山 正一
作曲:ルルー 著作権:消滅(詞・曲)
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一、
吾は官軍我が敵は 天地容れざる朝敵ぞ 敵の大将たる者は 古今無双の英雄で これに従うつわものは 共に慄悍(ひょうかん)決死の士 鬼神に恥じぬ勇あるも 天の許さぬ反逆を 起こせし者は昔より 栄えしためし有らざるぞ
※敵の亡ぶるそれ迄は
二、
※再唱
※再唱
※再唱
※再唱
※再唱
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明治十八年七月二日
於日比谷鹿鳴館発表 |
……時の東京帝国大学教授であった作詞者が、「抜刀隊の歌」として『新体詩抄』に発表した詩に、陸軍軍楽隊教師のシャルル・ルルーがメロディーをつけた。後に明治天皇の御前演奏をした際、ことのほか気に召されてアンコールを求められたという。明治35年5月には陸軍が「分列行進曲」として採用。曲中3回の転調があるため、当時西洋音階になれていない日本人には歌いにくかったという。
「抜刀隊」とは、明治10年の西南の役において、警視庁巡査百余名で結成された精鋭部隊のこと。歌詞の中の「敵の大将」は西郷隆盛のことである。 |