[天翔艦隊へ]
著作権:無信託
一、 此処は朝鮮北端の 二百里あまりの鴨緑江 わたれば広漠(こうばく)南(なん)満州
二、 極寒零下三十度 卯月半ばに雪消えて 夏は水沸く百度余ぞ
三、 務むる吾等同胞(はらから)の 安き夢だに結び得ぬ 警備の辛苦誰か知る
四、 河を渡りて襲い来る 不逞(ふてい)の輩(やから)の不意打ちに 妻も銃とり応戦す
五、 御国の為と思いなば 露よりもろき我が命 捨つるに何か惜しからん
六、 虎は死しても皮とどめ 人は死しても名を残す 朝鮮警備のそが為に
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