[天翔艦隊へ]


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ホロンバイル小唄

作詞・作曲:不詳

著作権:無登録

一、
夕べ風吹く海拉爾(ハイラル)の
楊柳(やなぎ)芽をふくイルム川
響く馬車(マーチョ)の鈴の音(ね)に
ホロンバイルに陽(ひ)は落ちる

二、
腰の軍刀に杖(つえ)ついて
遙かに望むソヴィエット
ウラルの彼方(かなた)モスコーの
月を仰ぐはいつの日ぞ

三、
北満ゆえに春浅く
名残りの雪の消えやらぬ
誰を頼りに撫子(なでしこ)の
廣野(こうや)の果てに咲き誇る

四、
春は南の風吹いて
ノモンハン桜の匂う頃
君が散りにしハルハ川
在りし姿のしのばるる

昭和十四年頃


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