※注:このページに記されている内容は史実と異なります

Note: It is different from the historical facts described in this page.


ドイツ海軍 戦艦ヘルゴラント級


改装完成時・こんなんできましたけど

主要目(平時状態)
 基準排水量:24,000t
 全長176.7m
 全幅:28.5m
 喫水:8.5m
 主缶:重油専燃缶6機
 主機:ターボ・エレクトリック/タービン2基
     電動機3基 36,000hp
 速力:22kt
 燃料搭載量:3,000t
 航続距離:6,000nm/16kt

主兵装
 30.5cm連装砲4基,最大射程20,000m+/16°
 15cm単装砲14基,最大射程19,500m/32°
 8.8cm単装高角砲2基

装甲(最大)
 水線部300mm,甲板110((30+25)+30)mm,主砲前盾300mm,主砲天蓋100mm,司令塔400mm

所要工期:2年半

改装要領
 船首のカットアップを廃止、垂直艦首に整形する。艦尾を5m延長して抵抗の減少による速力の増加を図る。
 従来の主砲塔A〜F6基のうちC,Fの2砲塔を撤去して梯形配置とする。8.8cm単装砲と50cm水中魚雷発射管をすべて撤去し、8.8cm単装高角砲2基を搭載する。副砲は仰角を引き上げて最大射程を延伸する。

 機関は従来の炭油混燃缶と3連成4段蒸気レシプロを撤去し、重油専燃缶6基とタービン発電機を2基搭載する。主電動機は中央軸14,000kw、左右舷軸を7,000kwとする。余剰スペースは居住区と燃料庫に充てる。

 装甲は基本的に旧来のままとするが、主砲塔を撤去した船体の補強として缶室と機関室の上面に30mmのHT鋼を張り足す。

 上部構造物は一新し、軽合金と電気溶接を多用して軽量化に意を用いる。


主要目(戦時改装)
 主機:ターボ・エレクトリック/タービン2基
     ディーゼル・エレクトリック/ディーゼル4基
     電動機3基 54,000hp
 速力:26kt

改装要領
 旧C,F砲塔を撤去したスペースにそれぞれディーゼル2基を搭載し、フルカン継手で発電機1基に接続する。両舷軸電動機を中央軸と同じ出力のものに換装する。

 この改装の準備として、平時状態に改装の際に装甲板の一部をボルト止めとしておき工期の短縮を図る。

工期:3ヶ月


後記
 初めまして、天翔と申します。こちらに投稿させて頂くのは初めてになります。

 無い頭を捻って色々考えた末、このような案になりました。技術的な部分で詰めが甘くなった点が多々あり、この出力の機関がホントにこの重量と空間に収まるのかとか出力足りるんかとか燃費はこれでいいのかとか不明重量満載じゃないかとかありますが、タービンとディーゼルの同調共々「ドイツの科学力は世界一ィィィ!」に期待して頑張ってもらおうかと思います。上構に余裕無いんで、対空火器増設とか言われると大変困ると思いますが。
 まあそもそも、主砲塔2基も降ろすのが許されるのかどうかとか、工期かかり過ぎちゃうかとかもあるんですが。しかしそこは射程延ばした副砲で何とかするとか、伊戦艦みたいに2隻ずつ改装とかで切り抜けて頂きたいものです。

 あと、この世界の歴史の方に関してはさっぱり思い浮かびません(笑 先大戦の賠償艦で残ってそうなのはフランスにバイエルン級が行った場合くらいのもんでしょうし、その場合は代艦枠がないかもしれません。開戦直後なら適度に暴れられるでしょう。

 そしておそらく第二次世界大戦はほぼ史実通りに推移し、ドイツの敗北で終わるでしょうが、ラプラタ沖で巡洋艦1隻くらいは道連れに出来たんではないかと思います(笑 まあ、「装甲巡洋艦」4隻程度で歴史は変わらないでしょうから当然ですね。

 最後に、この案を考えていたおよそ1ヶ月の間、非常に楽しかったということを付記させていただきます。

2004.1.10


開発日記

竣工時・昔はこんな感じだったらしい