[天翔艦隊へ]
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二、 暑さ寒さと闘いて 一刻休む暇もなく 徹宵(てっしょう)愛機を整備して 黎明(れいめい)東を染むるころ 今日も翼に使命のせ 消えゆく姿を見送りぬ
三、 宵闇(よいやみ)空に迫るころ 水平線の彼方より 高く低く帰り来る 機影は二つ三つ四つ 残る一機を案ずれば 寂しさ胸を襲うなり
四、 両手を高く張りあげて 呼べば愛機は帰り来ぬ 武勲を語るピロットが 指さす弾痕(たまあと)桜もて 覆いつ共に手をとりて 明日の幸(さち)をば祈るなれ
五、 大空はるかに聞こえくる 力こもれる爆音は これぞ我等の命なり これぞ我等の誉れなれ ああ飛行機の活動は 我等の力と腕にあり
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